宇宙の謎を解き明かす新たな観測方法を手に入れた意義は大きい。米カリフォルニア工科大などのチームが、「宇宙から到来した重力波を捉えた」と発表した。重力波は、アインシュタインが一般相対性理論に基づき、100年前に存在を予言した現象だ。
一般相対性理論によると、ブラックホールなどの巨大な質量の天体は、周囲の時空間をゆがめる。天体同士が衝突すると、ゆがみがさざ波のように広がっていく。今回捉えた重力波について、研究チームは、13億光年の彼方で二つのブラックホールが合体して発生したものと推定している。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160212-OYT1T50176.html
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