1: フランケンシュタイナー(岐阜県)@\(^o^)/ 2014/09/28(日) 08:31:18.86 ID:F7Dl2NiQ0.net BE:631447722-2BP(1500)
仕分け対象 監視網に穴
火山国ニッポン 備えはいま②
「大規模噴火は数千年に一度なのに24時間の監視が必要なのか」。6月に気象庁で開かれた、国土交通省対象の事業仕分け「行政事業レビュー」。活発に活動する全国の火山に高精度の観測機器を設置するという同庁の整備事業に対し、経済評論家の勝間和代氏ら仕分け人から厳しい指摘が相次いだ。
麻生政権当時の補正予算で整備は決まった。地下100の地震計と傾斜計を設置し、マグマの動きによる小さな地震や地殻の膨張、収縮をとらえる。気象庁はこれまで全国の31火山に計300台の機器を整備してきたが、このうち260台は耐用年数を超えている。
同庁の担当者は仕分け人を前に「(補正予算で)火山防災がやっと一息つける」と説明したが、仕分け
の結論は「抜本的改善」だった。(中略)
しかも、長野県と岐阜県境で79年に有史以来初めて噴火し、91年、01年にも小規模な噴火を繰り返している御岳山でさえ、観測強化の対象から外された。観測を続ける名古屋大学の木股文昭教授は「気象庁の観測体制が不十分なまま大学の観測網が縮小されている。これでは活火山の監視をやめるに等しい」と話す。
(2010年7月6日の朝日新聞)

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火山国ニッポン 備えはいま②
「大規模噴火は数千年に一度なのに24時間の監視が必要なのか」。6月に気象庁で開かれた、国土交通省対象の事業仕分け「行政事業レビュー」。活発に活動する全国の火山に高精度の観測機器を設置するという同庁の整備事業に対し、経済評論家の勝間和代氏ら仕分け人から厳しい指摘が相次いだ。
麻生政権当時の補正予算で整備は決まった。地下100の地震計と傾斜計を設置し、マグマの動きによる小さな地震や地殻の膨張、収縮をとらえる。気象庁はこれまで全国の31火山に計300台の機器を整備してきたが、このうち260台は耐用年数を超えている。
同庁の担当者は仕分け人を前に「(補正予算で)火山防災がやっと一息つける」と説明したが、仕分け
の結論は「抜本的改善」だった。(中略)
しかも、長野県と岐阜県境で79年に有史以来初めて噴火し、91年、01年にも小規模な噴火を繰り返している御岳山でさえ、観測強化の対象から外された。観測を続ける名古屋大学の木股文昭教授は「気象庁の観測体制が不十分なまま大学の観測網が縮小されている。これでは活火山の監視をやめるに等しい」と話す。
(2010年7月6日の朝日新聞)
