1: 名無しさん@0新周年 ★@\(^o^)/ 2014/07/30(水) 15:33:48.16 ID:???0.net
今年1月、大型台風の被害でまだがれきが残ったままのフィリピン・レイテ島タクロバン。遺体を捜索する作業員の姿もみえる=赤坂友紀さん提供
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昨年11月、死者・行方不明者7300人以上を出したフィリピン中部の巨大台風災害で、
被害の主因となった高潮について、地元メディアなどが使った英語の「ストーム・サージ(高潮)」の意味を
8割以上の住民が理解していなかったことが、東北大チームの現地調査で分かった。
沿岸部では多くの住民が避難せずに犠牲になっており、生き残った住民は「ツナミと聞いていれば避難した」と悔やんでいるという。

この台風では高潮が海岸沿いに住む貧困層を襲った。現地語や公用語のタガログ語に「高潮」を
明確に意味する単語はなく、メディアや防災関係者は「ストーム・サージ」という英語を使って事前に警鐘を鳴らした。

東北大災害科学国際研究所の地引(じびき)泰人助教(災害情報学)らが今年3月、住民642人に聞き取りしたところ、
「ストーム・サージ」の意味を知っていたのは13%にとどまった。自宅外に避難しなかった176人のうち
65%が「波があんなに高いとは思わなかった」と理由を答えた。

一方、東日本大震災を機に「ツナミ」の単語は現地でもよく知られており、避難しなかった住民の
80%が「ツナミが来ると言われていたら絶対に避難した」と回答した。

地引助教は「日本でも行政の避難勧告と住民の受け止め方に差があり、被害が拡大する例が後を絶たない。
どのように災害情報を伝えるかは難しい問題だ」と話している。

http://mainichi.jp/select/news/20140730k0000e040258000c.html

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