温暖化の影響は、農業分野で特に深刻だ。全国でコメの品質低下が報告されているほか、気候変動の影響を受けやすい果樹では、リンゴやブドウの着色不良、ミカンの実と皮が分離する「浮皮」などが各地で発生。
今後、影響の拡大が予想されることから、国や自治体が生産技術の開発などの適応策を急いでいる。
農林水産省や環境省によると、現在より3度気温が上昇した場合、コメは北日本を除く全地域で減収すると予測。高温耐性の品種への転換が進まなければ、品質で最高クラスを示す「1等米」の比率が全国的に低下、九州地方では1990年代より41%も低下するという。
コメの生産量日本一の新潟県は今年10月、主力のコシヒカリよりも収穫期が遅く、温暖化に対応した新品種「新之助」の先行販売を開始した。
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